
ミャンマーの仏教行事フルムーン・デイ。
2021年10月21日(木)pm6:00、吉塚御堂においてミャンマーの仏教行事フルムーン・デイを開催しました。
ミャンマーでは毎年満月からの3日間が「Full Moon Day」(通称、火祭り)という仏教行事の祭日だそうで、長かった梅雨の終わり(ミャンマーの梅雨明けは10月)、満月の日から三日間が連休とのこと。
陽が落ちる頃、仕事や学校を終えたミャンマー人が続々と集合し、吉塚のお釈迦様の前に火を灯します。
ミャンマーでは、この三日間にお釈迦様が一年に一度、あの世からこの世に帰ってこられる日だそうで、天からお釈迦様をお迎えするため、その足元を照らすという意味で、寺院にろうそくを灯してお祝いするのだそうです。
この日、ミャンマーでは町中でも様々なところでライトアップされるそうです。日本のお盆に近い感覚ですね。
また、この時期子供達や若者は、日頃お世話になっている目上の方や先生、親戚等にお礼としてプレゼントを差し上げ、一緒にお釈迦様にお参りをする習慣があるそうです。
日本にはない、とても素晴らしい習慣ですね。ちなみに、子供たちが親や先生にお参りすると、小遣いを渡す習慣もあるそうです。
18:30、西林寺の住職とともに、お釈迦様にお参り。
彼らの姿勢には本当に感銘を受けます。
私たち日本人が考える以上に、仏教の教えが生活の根底にあり、それがこのコロナ禍の中、母国の内戦下、異国の地で生活していく精神的な支えとなっているのです。
吉塚市場では、今後も彼らの心と色をサポートする商店街として、微力ながら応援していきたいと思います。