
吉塚市場にガネーシャ降臨!〜 一日のドキュメント
2021年10月6日(水)、今日は【吉塚市場リトルアジアマーケット】にとって再び歴史的な一日です。朝10:00ー
吉塚市場の入り口、【だるまのてんぷら定食】さん前に何やらピンク色の物体を載せた大型トラックが到着。
荷台には、インドから船に乗って来られたド派手なショッキングピンクのヒンドゥー教の神様が!!!
大きく旋回し、バックで吉塚市場付近のギリギリまで進みます。
リアルなインドの神様の背景に日本語で『だるまの天ぷら定食』の文字!!
なんだか異様で面白い光景。(笑)
ここから市場までの道は狭いので、荷台に積まれたフォークリフトに乗り換えます。
青空にショッキングピンクがとても映えます。
当初、200kgのガネーシャが来ると聞いてましたが、いざ、日本に来てみたら、その重さなんと1.2トン!!!!!!・・・このアバウトすぎる感じもまた『これぞアジア』、『インド』です。
トラックから無事に降ろせるのか、、皆固唾を飲んで見守ります、、
おおおおおおおおぉぉぉーーーー!!!!!!歓声と響めき。無事に成功です。
ここからは、フォークリフトで吉塚市場アジアンプラザへ移動します。
今から7ヶ月前ー
お釈迦さまも同じルートを辿って、吉塚市場に来られました。
角を曲がると、タイの乗り物トゥクトゥクが。『リトルアジア』はもうすぐそこです。
7ヶ月前、お釈迦さまの開眼法要をした道を、ガネーシャさんも辿ります。
ここでミャンマーから来られたお釈迦さまと、インドから来られたガネーシャさんが最初で最後の遭遇!!!
…今後吉塚の郷土史に残る、歴史的な1コマかもしれません。
いよいよご到着!!!!
これから事前に準備していた台座に乗せる、最後のミッションです。
ヒンドゥーの神様ガネーシャが吉塚市場に!
この写真を見ただけでは一体ココがどこの国なのか、、全くわかりません。
いよいよ台座に乗せる最後の作業、、。
ギャラリーも固唾を飲んで見守ります。
ドン!という重厚な音と共に台座にお座りいただきましたが、前に15cmが飛び出しており、最後の微調整を大人7人で動かそうとするのですが・・・
本気で押してもさすが1.2トンのガネーシャ様。ピクリともしません。。。
最後は奥の手、養生を施した上でフォークリフト諸共ガネーシャさんに体当たり!!!!!!
ドスン!!!!!
・・・とてもワイルドな微調整でおさまりました。
今回のプロジェクトは、吉塚市場に新たにOPENしたインド・ネパール料理店『ブッダ』店主、バーニヤさんからの「声」が始まりでしたー
『私たちの神様にも、祈れる場所をつくって欲しい』
今年3月、吉塚御堂でのお釈迦さま開眼法要の際、来賓の方へチャイを振る舞ってくださったバーニヤさんが河津会長へ一言、
『私たちの神様(ヒンドゥー教の神様)にも、祈れる場所をつくって欲しいー』
ちょうど、吉塚市場へバーニヤさんのインド・ネパール料理出店計画の話が持ち上がっていた頃のことでした。
『吉塚市場リトルアジアマーケット』のそもそものコンセプトは、この地域に住む外国人の居場所づくり。そして『共生と共修』、『多文化共生の街づくり』。
心の拠り所となる存在は、まさに商店街の理念『共生』そのものだったのです。
今年5月、バーニヤさんのインド・ネパール料理店出店が決まり、お店の中にネパール人ヒンドゥー教徒のための礼拝場も設置されることになりました。
このようなことから、今回『多文化共生の象徴』として、『食と心をサポートする商店街』として、ガネーシャのモニュメントがアジアンプラザに設置されることになったのですー
来月からは外国人食堂も動き出します。
コロナ禍で生まれた商店街再生プロジェクトは、ものすごいスピード感で日々進化しています。
お互いの文化や宗教、心に大切にしているものを認め合い、尊重しあいながら支え合う街づくり。
これから『多文化共生の街づくり』がいよいよ本格化していきます!